藤井さんと私の違い

藤井さんも私もある意味の英語屋ですが、その種類はまったく違います。

藤井さんは英語試験の英語屋であり、私は通訳をしていた現場で使える英語屋です。

藤井さんの英語

藤井さんは英語試験で英検1級と英語通訳案内士の資格をもっています。つまり英語試験のプロです。英語通訳案内士とは言っても、通訳が実用レベルでできる訳ではありません。

英検1級も英語通訳案内士も基本的には英語知識や旅行ガイドの知識があるだけで、英語運用能力に長けているのではありません。

英検1級と英語通訳案内士は実用性のない知識だけだと言うのは藤井さん本人が一番知っているところです。

英語の発音でもTekinaiさんから指導を受けていますから、英検1級と英語通訳案内士など持っていないTekinaiさんよりは発音能力は劣る事になります。

英語を知識ではなく、上手い下手のスキルで捉えるとそうなります。

桜井恵三の英語

私は米国のSDSUのマーケティングを卒業して、ずっとビジネス通訳をしてきました。英検1級と英語通訳案内士はもっていませんが、1983年のTDLの開園時にはメンテナンスの通訳の経験をしております。

ビジネスの通訳では、英検1級や英語通訳案内士ではまったく役に立ちません。藤井さんと私の持つ英語の種類が違うのです。

私は長い事文法基盤の英語学習をしてきました。そして2010年頃に自分の不自然な英語に気付き、子供のようにネイティブを真似るディープラーニングの方が自然であり、効果的である事を知りました。

そして現在日本の英語学習の改革を目指しております。

そしてそのディープラーニングの学習方法や、教材や、学び合いのいろいろ試行錯誤してきました。

そして2016年に合同会社ディープラーニングと言う会社を設立しました。

藤井さんとTwitterで出会う

その藤井さんと私は2018年にtwitterで出会いました。

英検1級や英語通訳案内士を自慢していたので、英語の実務派からみればそんな英語試験はほとんど意味がないと言うような事を書いて藤井さんと議論をしたのが始まりです。

その時点では藤井さんは英語や知識ではなく、使える英語が必要であると理解してくれました。そしてその使える英語の習得は文法を教える事ではなく、ネイティブを真似るディープラーニングが効果的であると言う事も理解してくれました。

藤井さんのジレンマ

藤井さんは英検1級や英語通訳案内士をもっていますから、それが塾長としての自慢です。

しかし、その英検1級や英語通訳案内士は英語の実務の世界ではほとんど意味がありません。それを実感しているのも藤井さんです。

文法や語彙を学んでいては実務的な英語を習得できないのです。方法論の問題です。

藤井さんが自然な、効果的な方法を啓蒙すれば、それはディープラーニングであり、文法等の英語知識を否定することになります。

藤井さんが持っている英語は名目的な英語であり、社会で本当に求められているのはその自然で役に立つ英語力なのです。

しかし、藤井さんが本当に教えられるのは実務的ではない、英検1級や英語通訳案内士等の英語資格試験用の英語の知識なのです。